2007年12月7日金曜日

Swiss バイエラー財団




Swiss リギ

Swiss リギ






2007年12月6日木曜日

Texas キンベル美術館



テキサス州フォートワースにキンベル美術館はある。フォートワースの中心部から車で15分ほどにあるよく整備された公園の只中にある。このあたりはミュージアムディストリクトと呼ばれる地区で名だたる作家による美術館が点在する。フィリップジョンソン、安藤忠雄。だがルイスカーンによるこの美術館が白眉に違いない。

Texas キンベル美術館


Texas キンベル美術館 ディテール



キンベル美術館があるテキサス州は日差しが強く、日向で居眠りでもしようものなら火傷しそうなくらいだ。ユカタン半島ではその平坦な大地にピラミッドを建設して支配者はその頂上に登りで太陽の神とやらと接触を図ることを試みた。たかだか80mくらいの話だ。この同じメキシコ湾に抱かれたテキサス州でも80mほどあれば太陽と抱擁できるのではないかと錯覚する。それぐらいに近く感じられる。そんな環境に自然光を利用した美術館が造られた。この写真は展示室の天井に設けられたフィン。

Paris パッサージュ


Texas ローンステート

周知のようにテキサスはアメリカ合衆国を形成する州のひとつで現にアメリカ大統領の出身地もテキサス州にある。少し時間をさかのぼるといまで言うメキシコ合衆国に属する辺境の地であった。メキシコとしても煮ても焼いても食えないこの土地をもてあましていた。続く。。。

2007年12月1日土曜日

Paris ベルシー橋 


ベルシー橋を探すにはセーヌ右岸の大蔵省の建物が目印となる。たとえばベルシー駅やリヨン駅のほうから歩いてきたときにはなんとも目障りなという印象だ。見た目でいえば全体がダイナミックで篠原一男張りの記号的な造形と外観の模様をみるとポストモダンの典型と一蹴したくもなる。ベルシー地区はパリの都心部から外れに位置し再開発が進められてきたことでも知られる。左岸のほうに目をやると同じ穴のムジナという印象はある。
ところがこれをセーヌ川に出て眺めてみると印象が変わる。この建物の執拗なまでに連続する窓と橋の連続する柱とアーチと電車の連続する窓の出会いだ。この橋の特徴は橋の上に鉄道のための高架橋が設けられ車道と鉄道の二層構造になっている。それにセーヌを行き交う観光船をいれると三層構造か。ついついカメラを手にすると三者の出会いを押さえたくなる。ドラマチックな風景だ。エリックロメールの映画「クレールの膝」でアヌシーの跳ね橋のあのシーンを思い出さずにはいられない。
映画のフィルムを想起させる大蔵省のファサードはドラマを助長しているようだ。
偶然かシネマテークフランセーズは大蔵省のあの連続する窓から見下ろせる位置にある。

Lyon リヨンビエンナーレ2007





リヨンビエンナーレの会場は市街に点在する。ベルクール広場からトラムに揺られて十分ほど南へいったところにある再開発が進むローヌ河岸の旧工場も会場のひとつだ。
リヨンに着いて当日の宿泊先を探すために訪ねたベルクール広場の観光局でビエンナーレの案内をもらう。会場が市街地に点在することがわかった。時間が限られていたので一番期待できそうということでこの会場を選んだ。頭の片隅にヴェネチアビエンナーレの旧造船所アルセナーレの会場の記憶があったからだろう。 ローヌ河岸には多くの小船が停泊している。外見からしてあるものはレストランあるものは住居として使われているようだ。会場の工場はまさに河岸にありすぐ横には水上バスの停留所と小船がカフェテリアとして停泊している。
旧工場の大きさは横浜のレンガ倉庫の半分くらいだろう。入口に併設された情報センター兼チケット売場はその日日曜日ということもあってか行列ができていた。外国人らしきはおらず地元の人が大半のようだった。
工場のなかは三層にわかれ各層とも所狭しとインスタレーション、彫刻、ビデオアートと作品が並ぶ。お客さんの様子とはちがい作家は国際色豊かだ。
作品そのものに目を転じてみる。いくつかの作品に刺激を受けた。バレーボールを一回りか二周りか大きくした大きさの透明のビニール製の球に360度植物を植えて四方八方からロープで引っ張り宙吊りにした作品だ。植物は管に繋がれどうやら点滴のごとく水が与えられてるようだ。時折水滴が地べたにぶっきらぼうに置かれた皿に静かに落ちる。このインスタレーションの部分だけ湿気に覆われているようで植物園にいるようだ。植物の生息する球はおそらく地球のデフォルメだ。しばらくそこにいると水滴は地球の流す涙に見えてくる。
二層階中央にはイベントのために大きく広間が設けられている。その日はダンスパフォーマンスに出会うことができた。リヨンはダンスの盛んなことでもよく知られている。ベルクール広場にほど近いジャンヌーベルが改装を手がけたオペラ劇場の一階のアーケード状の入り口の床には若者たちが集まり、オペラ劇場という堅苦しい響きから遠く離れたストリートダンスを思い思いに興じているのを目撃した。黒光りする大理石の床にヌーベルの代名詞でもある艶のある赤のネオンが交錯する光景を背景が強烈に印象に残る。